検査 Examination

腹部超音波検査

腹部に超音波を発信し、そこから跳ね返ってきたエコー(反射波)を受信し、コンピューター処理で画像化して診断する検査です。
痛みもなく、放射線も使用しませんので被爆の心配も有りません。通常10分ほどで済みます。

・検査の対象
一般的には肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓を対象とします。
・検査で見つかる病気
肝臓がん、肝血管腫、肝硬変、肝嚢胞、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープ、胆嚢がん、膵臓炎、すい臓がん、腹部大動脈瘤など

この検査で隠れた病気が発見できます。
簡単な検査ですので、一度検査を受けてみられる事をお勧めします。

動脈硬化(ABI)検査

日本の3大死因は「がん」「脳血管疾患」「心疾患」です。なかでも脳血管疾患と心疾患は、いずれも血管の壁が厚くなって弾力性が失われ、血管が劣化したり狭くなってしまう『動脈硬化』が原因です。
『動脈硬化』は、加齢によって誰にでも起こりますが個人差が大きく、その進展には食生活や運動不足などの生活習慣が大きく関連しています。大変な病気にかからない為には、早期発見が最大の秘訣です。

・検査方法
検査方法はとても簡単です。
ベッドで横になり血圧計等を装着し、脈波伝播速度、上腕と足首の血圧比を測ります。ほとんど痛みはありません。測定時間は5分程度です。

骨密度検査

カルシウム不足で骨がスカスカになった状態が骨粗しょう症です。
放っておくと、骨折しやすくなったり、腰痛になったり、背中が丸くなって食べ物をうまく消化できなくなったり毎日の暮らしに大きな影響をもたらします。
状態が悪化するまでなかなか発見されにくい病気です。一度検査を受けてみられる事をお勧めします。

・検査方法
手のレントゲンを1枚撮るだけの簡単な検査です。
高齢者の女性の方は特にご自分の骨年齢を知って骨折の予防に努めましょう。

肺機能検査

空気を出し入れする換気機能のレベルや、肺の容積などを調べ、肺のはたらきや呼吸器の病気がないか検査します。
咳や痰の多い人、息切れのある人、喫煙者などは、この検査を受けてみられる事をお勧めします。

・検査方法
スパイロメーターという計測機器を用います。
鼻をクリップでつまみ、マウスピースをくわえて、息を吸ったり吐いたりして、肺に出入りする空気の量や速度の測定を行います。

睡眠時無呼吸検査(予約制)

睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まる病気です。寝ている間に無呼吸状態になると、起きている時に強い眠気や倦怠感、集中力の低下など日常生活に様々なリスクを生じる可能性があります。

・検査方法
自宅でも取り扱い可能な検査機器を使って、普段と同じように寝ている間にできる検査です。
就寝時に機器を手の指や鼻の下に装着し、就寝中の酸素飽和度と、気流やいびき音から気道の狭窄や呼吸状態を調べます。

ヘリコバクターピロリ菌検査

ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)
は、胃の強い酸の中でも生きる事が出来る菌です。
近年になって、胃がんの発症に大きく関係している事がわかってきました。

・ピロリ検査でわかること
胃・十二指腸潰瘍を繰り返して再発する人に、その原因としてピロリ菌が関与しているかどうかを調べます。陽性と出ればピロリ菌の関与が濃厚になります。
・検査方法
当院では2種類の方法で検査を行っていますが、保険適応になるのは内視鏡検査によって胃潰瘍、胃炎又は十二指腸潰瘍の確定がなされた患者様のみになりますため、内視鏡検査を受けられない方は自費扱いでの検査になります。

①「呼気検査」 ピロリ菌が尿素をアンモニアに変えるときに二酸化炭素が発生する性質を利用して、尿素の入ったカプセルを服用する前と、服用後10分~20分に、吐く息を採取してそこに含まれる二酸化炭素の量を調べます。

②「血液検査」 血液を採取して、そこにピロリ菌に対抗する抗体が含まれているかどうかを調べます。

胃酸分泌抑制薬のプロトンポンプ・インヒビター(PPI)
とアモキシシリン、クラリスロマイシンの構成物質をあわせて1週間服用します。
この3剤併用で、90%が除菌できるとされています。

認知症簡易検査

認知症は老いに伴う病気のひとつです。さまざまな要因で脳細胞が死ぬ、または働きが悪くなる事によって、記憶・判断力の障害、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ます。
この状態がおよそ6か月以上続くと認知症です。

・予防方法
野菜、果物、魚介類の豊富な食事を心がけたり、定期的な運動習慣を身につけたりと、普段からの生活管理が認知症の予防につながります。
・検査によって
症状が軽い段階のうちに認知症であることに気付き、適切な治療が受けられれば、薬で認知症の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善したりすることもできます。
早期発見と早期治療によって、高い治療効果が期待できます。

インフルエンザ検査

近年、一年を通じてインフルエンザの感染が報告されています。

インフルエンザの症状チェックシート

・最重要ポイント
以下の3つが揃うことがインフルエンザの特徴です。
1.周囲でインフルエンザが流行している
2.急激な発症(前触れなく突然発症する)
3.38℃以上の高熱、悪寒
・最重要ポイントの他にも以下のような症状があればインフルエンザを疑いましょう。
頭痛・関節痛・筋肉痛・食欲不振・全身倦怠感、疲労感
・以下の風邪症状も同時か遅れて現れます。
喉の痛み・咳(出ない場合もある)

インフルエンザの検査は発症後12~48時間以内にするのが最適だといわれています。
当院では、一般的な簡易キットの他に発症初期でも検出可能な分析装置を使用しています。

医療法人社団康和会 高須町塚診療所

内科、人工透析内科、
外科、泌尿器科、肝臓内科

〒607-8080
京都市山科区竹鼻竹ノ街道町29番地の2 町塚ビル7階

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